腰は、身体の要(かなめ)であります。
ピラティスをレッスンする時に、必ず見ることがあります。
それはアライメント、と言いますが、姿勢のタイプのことです。
立位での姿勢で、骨や関節の位置を確認します。
すると、何がわかるのかと言いますと、腹筋が弱いタイプであったり、
内転筋が弱いタイプであったり、背筋が弱いタイプ、だということがわかるわけです。
それを見ると、大体、どのあたりが痛いとか、肩が凝りやすいだったり、腰痛だったり、
関節痛、だったりがわかります。
私もまだピラティスインストラクターとして駆け出しの身でありますので、
日々生徒さんの動きの癖だったり、悩みを聞いたりして、苦手な動きだったり、
逆に得意な動きだったりを分析しつつ、学ばせていただいています。
先日、生徒さんで太ももの出っ張ったところが痛い。とおっしゃる方がいらっしゃいました。出っ張ったところ、というのは大転子と呼ばれる部分です。
そこが痛いというのは、骨盤底筋ほか、股関節の内側のインナーマッスルが弱くなっている
という症状の現れです。
腸腰筋、中臀筋、深層外旋6筋に、アプローチしてみました。
これを行った翌日、いつもと違い身体が楽だったと言います。
もちろん良かったのは2〜3日、その後、緩やかにいつも通り(痛みのある状態)に戻っていったという報告もいただきました。
人は、楽をしたい、という気持ちに流れる性質があります。
なので、レッスンで鍛えた筋肉を常日頃使うというのは難しいので
いつも通りに楽な姿勢で、使い慣れた筋肉で立ってしまうわけです。
レッスンを重ねて、深層筋が無意識に働いてくれるようなそんな身体作りに
導いていきたいと思っています。
腰は、にくづきに要と書きます。
昔の人は腰が大切だということを知っていたのです。
腰の定義、についてまたいつか書いてみたいと思います。
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