横隔膜と胃の入口についての考察
ピラティスでには8つの法則なるものがありまして、
1番目最初に大切とされているものが呼吸です。
呼吸は、生きるために重要な動作です。無意識に行っている動作だからこそ、意識して正しく呼吸することが大切です。
その呼吸法について今週は特に意識していただきました。
運動をされている方で心肺機能が高い方は横隔膜の発達が良いと言われています。
私は運動と横隔膜の関係性は知っていましたが、生徒さんの中に逆流性食道炎の方がいらっしゃり横隔膜を鍛えると良いと言われたとの話でしたので私も調べてみました。
2つ空いている穴は、一つは大きな血管(大静脈)を通す穴であり、もう一つは食道を通す穴です。
赤ちゃんは生まれたては、ミルクを吐き戻すことが多いのですが、ここの食道の通っている穴の筋力がまだ備わっていないため、胃に入ったものが横になると逆流するという仕組みです。
なのでしっかり泣く事によって横隔膜が鍛えられ、吐かなくなるのですね。
年齢を重ねると、特に40代以降はこの逆現象が起こるそうで、運動不足や呼吸が浅くなる事によって、横隔膜が弱くなり、胃と食道の繋ぎ目を締め付ける力が弱く、逆流するのではないかと想像します。
また、みなさんの呼吸の長さなどを測って気づいたことですが、呼吸の短い方に伺うとたまに胸焼けを起こすと言うお話でした。
非常に興味深いです。
呼吸は、横隔膜始め、肺内部や腹部の圧の増減で行われています。吸う、吐く、という自分の出すコマンドではなく圧力の原理なのです。
昔、小学生の頃に理科の実験でやったジャガイモ鉄砲覚えていますか?注射器みたいな筒状の空気鉄砲の中にジャガイモを詰め込んで、押すと中の空気圧によってジャガイモが飛び出すという実験です。
まさに、その仕組みと同じで、息を吐く時には肺の容積は小さくなり内部の圧力が上昇し、空気が放出されるのであります。
空気をより多く取り入れるためには、他の筋肉も連動することによって、横隔膜を鍛えて行く事を可能にします。
だから、呼吸が1番目に大切。
なのですね☺️
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